東北楽天が球団史上初となるリーグ優勝を飾った。
優勝マジック「2」で迎えた26日、
楽天が埼玉西武に4対3で逆転勝利し、
パ・リーグ2位の千葉ロッテが北海道日本ハムに5対6で敗れたため、
球団創設9年目にして悲願の初優勝を決めた。
待ちに待った歓喜の瞬間へ、楽天ファンが湧いたのは7回。
1対3とビハインドの場面で、
2死満塁から4番・ジョーンズの右中間を破る3点タイムリー二塁打で逆転に成功すると、
ここまで開幕22連勝中の田中将大が9回のマウンドへ。
エースとしてチームを支え続けた田中がマウンドに上がり
1死二、三塁のピンチを背負うも
最後は浅村栄斗を全球ストレートで空振り三振に切り、
球団初となる胴上げ投手となった。
星野仙一監督就任3年目の今季、
開幕戦黒星など4月終了時点で5位。スタートダッシュに失敗する。
しかし、田中が開幕からの連勝記録を伸ばす歴史的な活躍を見せる中、
チームは7月4日、首位に立つと、
ルーキー・則本昂大が田中に次ぐ14勝をマークするなど、
チームをけん引。
打線もメジャー通算434本塁打を誇るジョーンズやメジャー通算61本塁打のマギーらの新戦力と、
銀次、聖澤諒ら生え抜きの選手たちがかみ合った。
日本シリーズ(10月26日開幕)出場チームを決める
クライマックスシリーズ(CS)は10月12日から2、3位チームによる
ファーストステージが始まり、
楽天は17日からのファイナルステージでファーストステージの勝者と対戦する。