◆秋季高校野球山梨県大会 ▽3回戦
甲府商2―0富士学苑(23日・小瀬) 2試合が行われ、
8強が出揃った。
甲府商はエース・内藤敏(2年)が6安打完封。
昨年秋以来となるベスト8進出を決めた。
日本航空は2戦連続の2ケタ安打で笛吹を6―1で下した。
公式戦初完封の甲府商・内藤は「たぶん最少の球数だと思います」と振り返った。
73球で4奪三振。
初戦(対韮崎工)に2ケタ安打を放った富士学苑打撃陣を、
打たせて取る投球で封じた。
最速133キロの直球もあえて120キロ台に抑えて制球を重視。
「浮いた球もあったが、低めに抑えられました」と勝因を挙げた。
4併殺など好守にも助けられ、
「内野ゴロにすれば、後ろが守ってくれます」
と笑顔を見せた右腕は
「目標は関東大会。あと2つ勝つまで、自分が全部投げるつもりでいきたいです」
と力強く語った。
次戦(29日13時・小瀬)の相手はこの日も10安打を放った日本航空。夏大会準Vの強豪私学相手に、全力で挑む。