◇セ・リーグ ヤクルト―阪神
(2013年9月15日 神宮)
ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が15日、
神宮球場での阪神20回戦に「4番・左翼」で出場、
初回の第1打席に榎田大樹投手から左中間へシーズン最多、
プロ野球新記録となる56号2点本塁打を放った。
バレンティンはさらに3回の2打席目に左翼ポール際に57号ソロ本塁打を放った。
これでバレンティンは元巨人の李スンヨプが03年の韓国時代に記録した56本を抜き、
アジア記録も樹立した。
球場の興奮が冷めやらぬ3回、
1死から打席に入ったバレンティンは同じく榎田から
スタンドギリギリに飛び込む57号を放った。
初回、1死二塁で打席に入ったバレンティンは、
カウント2ボール1ストライクから真ん中やや外角寄りのストレートを豪快なスイングで引っ張り、
打った瞬間それと分かる打球が左中間スタンドの中段に飛び込んだ。
11日に64年王(巨人)、01年ローズ(近鉄)、02年カブレラ(西武)の持つ
シーズン55本塁打に並んでいた。
バレンティンはここ3試合で10打数2安打と本塁打は出ず、
新記録はお預けになっていた。
この日、第1打席で64年王以来、
49年ぶりのシーズン最多本塁打記録更新の快挙を達成した。