(セ・リーグ、ヤクルト8-3巨人、16回戦、
巨人10勝6敗、22日、神宮)
ヤクルトは主砲・バレンティンが2打席連続本塁打を放つなど
連夜の一発攻勢で、巨人投手陣を粉砕した。
バレンティンのひと振りに神宮がどよめいた。
5-1リードで迎えた五回。
二死一塁で打席に立つと、
沢村の初球、145キロ直球を迷いなく振り抜いた。
左中間席上段に届く一発は45号2ラン。
前日の巨人戦で並んだ球団記録(99年ペタジーニ、04年岩村)を超え、
球団新記録を打ち立てた。
「スワローズの歴史に名前を残せて光栄に思う。
ましてや通算100号も神宮だったし、
球団記録も神宮のファンの前で打つことができて本当にうれしく思う」
花束をかかげたバレ砲は満面に笑みをたたえファンの歓声を浴びた。