◇セ・リーグ ヤクルト6―3巨人
(2013年8月21日 神宮)
ヤクルト・バレンティンが“驚異”の2発で巨人を粉砕した。
まずは初回、先制の43号2ラン。
見逃せばボールの高めの直球を強振すると、
打球は左翼スタンド中段に突き刺さった。
「自分の打てる範囲のボールをしっかり打つことができた」
とバレンティン。
さらに5回。今度は外角低めへのカーブを左腕一本ですくい上げると、
高く舞いあがった打球は左翼ポールを直撃した。
「正直、まっすぐをイメージしていたが、しっかり芯で捉えることができて良かった」。
力と技の44号ソロで、巨人の反撃ムードを止めてみせた。
この日の2発で年間60発ペースと、55本塁打の日本記録更新は射程圏内。
チームの連敗を5で止めた主砲は
「アシタモガンバリマス」と声を張り上げた。