第95回全国高校野球選手権大会第11日
(常総学院9-1福井商、18日、甲子園)
第1試合は常総学院(茨城)が2本塁打を含む
17安打9得点の猛攻で福井商(福井)を終盤に突き放し、
東北高(宮城)のダルビッシュ有投手(現レンジャーズ)を攻略して
全国制覇した2003年以来、10年ぶりの8強進出を果たした。
常総学院は五回、9番・眼龍が相手先発・長谷川から
左越えのソロ本塁打を放ち、均衡を破った。
六回には一死から6番・吉沢が中越え二塁打でチャンスをつくると、
1年生の石井がつまりながらも中前適時打を放ち、
二走・吉沢が一気にホームイン。
さらに七回、1番・高島の中前打と吉成の三前送りバントで一死二塁とし、
3番・進藤の右前適時打で3点目。
小刻みに加点して相手を引き離した。
3-1でリードする九回には打者一巡の猛攻を見せた。
一死二、三塁から3番・進藤が左越え2点二塁打を放つと、
4番・内田が左中間スタンドへダメ押しの特大2ラン。
さらに飯田の右中間適時二塁打などで一挙6点を奪い、
追いすがる相手を一気に突き放した。
先発右腕の飯田は3試合連続で完投した。
一回、先頭打者にいきなり右翼線三塁打を浴びたが、
後続を3者連続三振。
3点リードの七回に味方の野選で1点を失ったが、
終始安定した内容で散発4安打ピッチングを披露した。
福井商は3点を追う七回、四死球と捕前送りバントで一死二、三塁とし、
6番・林の一ゴロ野選で三走が生還。
なおも一、三塁とチャンスが続いたが、
7番・長谷川は二ゴロ併殺に倒れて1点どまりだった。