経済産業省資源エネルギー庁が14日発表した
12日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売り価格は、
前週(5日)と比べて10銭値上がりし、
1リットル当たり160円20銭となった。
値上がりは6週連続。お
盆の行楽シーズンと重なり、家計には痛手となっている。
調査した石油情報センターによると、
エジプト情勢の混乱や円安による原油の輸入価格上昇を価格に
転嫁する動きが進み、値上がりを続けてきた
国内のガソリン価格も上げ止まりを見せている。
このため、「来週は横ばい、または小幅な値下げに転じる可能性がある」という。
都道府県別では値上がりは2府35県で、
値上がり幅は愛媛県の1円30銭を筆頭に沖縄県の90銭、
岐阜・宮崎両県の70銭が続いた。
横ばいは1都1県、値下がりは1道7県。
ハイオクは前週比20銭高の171円ちょうど、軽油は10銭高の138円ちょうどだった。
国内のレギュラーガソリン価格は、投機資金の原油市場への流入による影響で、2008年8月に185円10銭の過去最高値に達した。12年3月にはイランの核開発疑惑の影響で160円近くまで値上がりした。