◇第95回全国高校野球選手権2回戦
仙台育英1―4常総学院(2013年8月15日 甲子園)
1回戦で浦和学院(埼玉)と球史に残る名勝負を演じた
仙台育英が2回戦で敗退。
佐々木監督は「悔しい」と率直な心境を口にした。
指揮官がポイントに挙げたのは4回、最初のチャンスの場面。
先頭の菊名が両チーム通じて初安打となる
右中間フェンス直撃の三塁打で出塁し、続く長谷川が四球でつなぐ。
無死一、三塁の先制機でプロ注目の4番・上林が打席に入った。
上林が初球を右翼へ打ち上げると、
犠牲フライには十分と思われたが右翼の吉成が素早く本塁へ返球。
タッチアップした三走・菊名は本塁を突くがタッチアウトとなり、
先制点はならなかった。
「あのノーバウンドの返球。今考えるとこちらに運もなかったかな」
と佐々木監督。
5回まで完璧に抑え込んでいた
先発・鈴木を6回1死一、二塁の場面で交代させ、
直後に2番手の馬場が先制打を許したが
「鈴木は5回までもてば御の字と思っていた。ピンチがくれば代えるつもりだった」
と説明した。