第95回全国高校野球選手権大会第7日
(富山第一5-0秋田商、14日、甲子園)
第1試合は初出場の富山第一(富山)が12安打5得点で快勝した。
秋田商(秋田)は決定打が出ずに完敗。
東北6県初戦全勝はならなかった。
富山第一は0-0の四回一死から3連打を集めて満塁としたが、
後続が凡退して先制機を逃した。
試合が動いたのは五回。
富山第一は先頭・平田が遊ゴロ失で無死二塁の好機をつかむと、
次打者・西田の遊ゴロの間に三進。
3番・黒田の左犠飛で生還し、ついに均衡を破った。
七回には西田と黒田の連打で二死一、三塁とし、
4番・幸山が中越えの2点三塁打。
八回にも藤井の左中間二塁打を皮切りに一死二、三塁とチャンスを広げると、
9番・高森が痛烈な左前適時打で2者を迎え入れて、5-0と突き放した。
富山第一の先発・宮本は要所を締めるピッチングで、
最後まで得点を許さなかった。
秋田商は毎回のように走者を出したが、打線につながりを欠いた。
三回には二死一、二塁の先制機で3番・杉谷が中前打を放ち、
二走・佐々木が本塁を突いたが、中堅手・平田の好返球に得点を阻まれた。
七回には二死から1番・鈴木が右越え二塁打を放ったが、
斎藤は空振り三振に倒れてチャンスはついえた。