第95回全国高校野球選手権大会第4日は11日、
甲子園球場で1回戦が行われ、
第2試合は8年ぶり6度目出場の沖縄尚学が8―7で福知山成美(京都)に競り勝ち、
2回戦に駒を進めた。
沖縄尚学は2点を追う2回、赤嶺の内野安打に足を絡めて2死二塁とし、
久保の右翼線を破る適時二塁打で反撃開始。
3回には先頭の諸見里が左越えのソロ本塁打で試合を振り出しに戻した。
中盤に再び3点のビハインドを負ったが、
6回には赤嶺と代打・安里の安打などで2死満塁とし、
諸見里の押し出し死球で2点差。
続く知念は内野ゴロに打ち取られたかと思われたが、
相手遊撃手の送球がそれる間に2人が生還し、
5―5の同点に追いついた。
7回には1死一塁から平良が左中間を破る適時二塁打を放って
この試合で初めてリードを奪うと、
8回にも2点を追加して逃げ切った。5番・赤嶺が4安打の活躍。
宇良、比嘉の2枚看板を7回からリリーフした
3番手の2年生右腕・山城が好投。
7回には右前打と2四死球で1死満塁のピンチを招いたが、
5、6番を連続で空振り三振に斬り、その裏の勝ち越し点を呼び込んだ。
9回には3連打で1点差に迫られたが、最後は仲村渠を見逃し三振に抑えた。
福知山成美は2度のリードを生かせず。
エース仲村渠は2本の適時打を放つなど打撃でも奮闘したが、終盤に崩れた。