◇セ・リーグ 巨人4―1ヤクルト
(2013年7月30日 東京D)
5月8日以来の出場となった
巨人5年目の橋本が守備で魅せた。
ヤクルトに1点リードされた3回無死一、二塁、
1番山田の右飛をつかむと三塁へ好返球し、二塁走者の川島を刺した。
タッチアップを許していれば1死一、三塁と
ピンチが広がっていただけにエースの内海を救う好プレーとなった。
橋本は「肩が一番のアピールポイントですから」と振り返った。
2番に入った打撃でも3打席目まで
四球、二塁打、内野安打とすべて出塁。
3回の二塁打は村田の逆転打を呼び込む一打となった。
その後も四球で出塁するなど、
この日は3打数2安打2四球と攻守に躍動した。
初のお立ち台では
「まさかここに立てるとは。素直にうれしい」と
初々しい表情で笑顔を見せていた。
“レーザービーム”の場面は
「見せ場と思って思い切り投げた。2軍での練習の成果が出てよかった」と
誇らしげだった。
3月の開幕時には1軍メンバーに名を連ねていたものの
5月8日の阪神戦を最後に2軍落ち、
この間わずか2安打、打率1割以下では定着できるはずもなかった。
ファームで鍛え直し2カ月半ぶりのスタメンで即結果を出した。
宮城・仙台育英出身の23歳、強肩でスタンドを沸かせる新ヒーローが躍り出た。