◇セ・リーグ DeNA10―0阪神
(2013年7月28日 甲子園)
DeNAの新人三嶋が阪神戦初先発で5安打完封勝利を収めた。
「7回まで先頭打者を許さなかったのが良かった」と
シャットアウト勝ちの要因を自己分析した右腕だが、
終始冷静なマウンドさばきで危なげない114球だった。
この日の奪三振は9。
今季計105個となり、セ・リーグトップとなった。
「三振が取れるのが持ち味」と三嶋は臆することなく話したが
「制球が課題。それにまだ1つ負け越している。早く勝ち越さないと」
と完封に浮かれることなく、今後なすべきことを口にした。
一にも二にも投手力が課題とされるDeNAだが、
後半5試合で失点はわずかに4。
阪神3連戦では藤井と三嶋が完投した。
打線の爆発力は他球団の脅威となっているだけに、
投手陣が計算できるようになれば、
初のクライマックスシリーズ進出がより現実味を帯びてくる。
首位巨人にとってもDeNAが不気味な存在になってきた。