福岡大会 27日、自由ケ丘9―1南筑
初の決勝に臨んだ自由ケ丘は、相手の隙を逃さなかった。
9回2死一、三塁。
途中出場の梅野は、無警戒とみてバント。
慌てた捕手の一塁送球がそれ、2者がかえり勝負を決定づけた。
昨夏は初戦敗退。
今年2月に再就任した赤嶺監督は
「俺が俺がのチーム。全員が本塁打狙いだった」と苦笑する。
「勝負は総合力」と言い聞かされ、
梅野は「一から野球を学び直した」。
決勝の12安打のうち7本が中堅から逆方向。
4犠打のうち三つを初球で成功させた。
徹底した基礎の上に、奇襲が実った。