資源エネルギー庁が18日発表した
全国のレギュラーガソリンの平均価格(16日時点、1リットルあたり)は、
前週比2・5円高い155・2円で、2週連続で値上がりした。
上昇幅は今年に入って最大で、約3か月ぶりに155円を超えた。
地域別の上げ幅を見ると、滋賀県の4・8円が最大で、
神奈川県の4・7円、群馬県の3・8円などが続き、
高知県を除く46都道府県で値上がりした。
エジプト情勢の混迷や、米国経済の回復傾向などで
原油価格が1バレル=100ドルを超える水準に上昇していることや、
円安で原油や石油製品の輸入価格が上昇していることが影響している。
ただ、日本エネルギー経済研究所は「経済成長の鈍化による
中国など新興国の需要減などから、2013年後半には原油価格は下がる」との
見方を示しており、原油価格に連動するガソリンの価格上昇は一時的なものにとどまる可能性もある。
一方、ハイオクは前週比2・5円高い166円ちょうど、
軽油は同1・9円高い134・5円だった。
灯油(18リットルあたり、店頭)は、16円高い1776円だった。