大相撲夏場所で古傷の左膝を負傷し途中休場した
元大関で東前頭6枚目・把瑠都(28)=尾上=が
名古屋場所(7日初日・愛知県体育館)も休場の危機に
立っていることが30日、明らかとなった。
愛知・西尾市の部屋で行われた朝稽古に姿を見せず、
師匠・尾上親方(元小結・浜ノ嶋)は出場について
「まだ何とも言えない。分からない。状況を見ながら」と明言を避けた。
全休すれば2007年秋以来の十両陥落が確実となる。
把瑠都は、夏場所7日目の大関・稀勢の里戦で左膝前十字じん帯と半月板を痛め、
09年秋から維持してきた三役から陥落した。
先月24日の名古屋場所番付発表後から稽古を再開したが、
申し合いはできずに四股、てっぽうなど基本運動のみ。
この日は、稽古を回避してはり治療を受けた。
左膝は古傷となっており過去4回、休場を強いられた。
尾上親方は6月上旬には出場の方針を示していたが、
ペースが上がらないため判断できない状況だ。
7日の初日まで残り1週間。エストニアの怪物が苦境に立たされた。