セ・パ交流戦、ヤクルト4-9楽天、最終戦、楽天3勝1敗、6日、神宮
楽天先発のD2位・則本(三重中京大)が6回を投げ
8安打3失点の熱投で自身3連勝、ルーキートップの6勝目(3敗)を挙げた。
楽天は再び交流戦トップに浮上した。
傷口を最小限に食い止めた。
先発した則本は、「狭い球場なので、芯を外してゴロを打たせるようにしたい」と臨んで、
6回を投げ3失点で後続にマウンドを託した。
三回、先頭の9番・石川に四球。
ここでベンチの星野監督がみけんにしわを寄せる。
続く山田の左前打、比屋根の一前犠打などで二死二、三塁。
このピンチで、バレンティンに三ゴロ適時内野安打、
畠山にも右前適時打を浴びて、この回2点を失った。
右腕にとって、昨年11月12日の明治神宮野球大会2回戦(対法大)で、
敗北して以来の神宮でのマウンド。
「三島(現DeNA)に投げ負けました。悔しかったけど、神宮のマウンドはKスタ(宮城)と同じで投げやすいです」と登板を待ち望んでいた。
ルーキーを打線が援護した。四回二死から、聖沢が左前打、ジョーンズも死球で続く。
この絶好機にマギーが左中間席に12号3ランをたたき込んだ。
後続の嶋も中前適時打を放ち、この回4点を奪って逆転に成功した。
1点差に追い上げられた八回は、一死一、三塁から聖沢の内野ゴロの間に
三走の松井が生還し1点を追加。再びリードを広げると
九回には二死満塁から藤田が走者一掃の適時二塁打を放つなど
この回4点を奪いヤクルトを突き放した。
則本はヒーローインタビューで
「とにかく勝つことだけを意識してマウンドに上がりました。
苦しい中でも粘れてよかった」とファンの声援に応えた。