大相撲春場所13日目(22日、ボディメーカーコロシアム)
横綱白鵬が史上4位の北の湖(現理事長)に並ぶ2場所ぶり24度目の優勝を決めた。13日目の優勝決定は4度目で、千代の富士に並ぶ最多記録。春場所は4連覇(2011年は開催されず)。幕内通算勝利を648勝とし、安芸乃島、貴ノ浪を抜き単独9位と、記録ずくめの優勝となった。
白鵬は関脇豪栄道を左からの上手投げで下し13連勝。2敗で追っていた隠岐の海は小結栃煌山に送り出しで敗れ3敗に後退したため、13日目での優勝決定となった。
白鵬は「最高です。2敗(の力士)が負けて決まるんじゃなくて、勝って優勝したいという、強い気持ちがありました。場所前の稽古が大変いい出来だったと思います」と満足気な表情。
優勝回数が北の湖と並んだことには「今年の目標としていた数字でもありますから。昭和の名横綱と肩を並べられてうれしく思います」と喜んだ。
横綱日馬富士は大関鶴竜に寄り切りで敗れ4敗目。稀勢の里は琴奨菊との大関同士の一番を肩透か
しで制し勝ち越した。