常葉菊川、打線爆発9点!14安打で逆転 | あっくんの自由気侭ブログやねん

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◆第85回センバツ高校野球大会 

▽1回戦 春江工5─9常葉菊川(22日・甲子園) 


菊川打線が14安打と爆発して初戦を突破した。1回戦で春江工(福井)と対戦した常葉菊川は、序盤に2点を先行されたが4回に追いつき、5回に3番・遠藤康平(3年)の適時打で勝ち越し。さらに7番・桑原樹(2年)の大会1号2ランや遠藤のアーチも飛び出し、9―5で打ち勝った。県勢の甲子園勝利は、2011年春の静清以来2年ぶり。菊川は27日の2回戦で報徳学園(兵庫)と対戦する。


 まさかの打線爆発だ。17日からの練習試合3戦で1点しか取れなかった菊川が、本番では2桁安打。前日、2番・前川直哉(2年)に念のためセーフティーバントを練習させていた森下知幸監督(52)は「こんなに打てるとは思わなかった」と驚きを隠さなかった。


 その前川が4回に反撃の口火を切った。「第1打席で1本出て楽になった」と二遊間を破って出塁すると、1死から松木大輔、大西優輝(ともに3年)が連続適時打。5回には、ここまで絶不調だった遠藤が勝ち越し打だ。


 19日の愛工大名電戦で3三振も、21日の打撃練習でサク越えを放ち、上昇ムードだった。2死二塁で「直球を待っていた」というが、変化球に体が反応し、しぶとく中前に落とす。9回には高めのボール球をフルスイングして左翼スタンドへ運び、「完全復活です」とお立ち台で笑顔を見せた。


 6回には2年生の大砲・桑原がバックスクリーンへ記念すべき大会第1号。「祖父も見てくれていたと思います」と胸を張った。野球が大好きで、菊川が快進撃した2008年の甲子園にも連れて行ってくれた祖父・武さんが中2の12月、71歳で亡くなった。それ以来、聖地で本塁打を打つことを目標に掲げていた。「これからも打って、去年の(光星学院の)北條選手(4発)を超えたい」と言葉に力を込めた。

 1点差に迫られて迎えた8回に、勝負を決める一撃を放った9番・今坂僚介(3年)も忘れてはならない。17日の豊川戦では序盤に2失策して3回に交代。打撃も精彩を欠き、「表情が暗い」と指揮官も心配していたが、8回2死一、二塁で左越えに2点適時二塁打。「前向きな気持ちでプレーできた。やっと結果が出ました」と、胸をなで下ろした。


 プロ注目の強肩捕手・栗原から3盗塁を決めるなど、持ち味の機動力もフル回転。菊川の攻撃野球が5年ぶりの甲子園を沸かしそうだ。