野球の国・地域別対抗戦、
第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で
3連覇を狙う日本代表は14日(日本時間15日)、
アリゾナ州スコッツデールで大リーグのジャイアンツと練習試合を行い、6-3で勝利した。
日本は田中が先発。昨季のワールドシリーズ王者を相手に、
一回から先頭のブランコを変化球で空振り三振に仕留めると、
4番のポージーからも直球で見逃し三振を奪った。
昨季ナ・リーグ首位打者が手を出せないほど球威は十分だった。
先制を許した二回は無死一塁から制球を乱し、四球でピンチを広げた。「しっかり勝負して結果を出さないといけない」と反省。時折抜け球があるのも相変わらずだが、2回3安打1失点の投球に、「手応えは感じている。内容は悪くなかった」と自らを評価した。
首脳陣は日本が決勝に進んだ場合に田中を先発させる構想を描いてきたが、試合後、山本監督は「当然そうなるでしょう」と明言。本人も「その舞台に向けて準備するだけです」と大一番に照準を定めた。