野球の国・地域別対抗戦、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)
1次ラウンドC、D組が7日、
北中米で始まり、C組ではドミニカ共和国がベネズエラに9―3で快勝した。
勝利の立役者は5打数3安打3打点のカノ(ヤンキース)。
一回、左翼線に2点適時二塁打を放つと、二回にも適時二塁打。
ドミニカ共和国はこの回までに5点を奪い、試合の大勢を決した。
ともに米大リーグのトップ選手を主軸に据えるライバルだが、
思わぬ大勝にペーニャ監督は「正直なところ驚いた」と振り返った。
ただ、前回大会では伏兵オランダに屈して1次ラウンド敗退の苦杯をなめているだけに、浮かれた様子はない。「きょうは勝利を祝うことができたが、9日にはスペイン戦が待っている。自分たちを過信してはいけない」とカノ。悲願の初優勝へ、気を引き締めた。