高校野球で昨夏と今春の甲子園大会に出場した
大型右腕、岩手・花巻東の大谷翔平投手(18)が18日、
花巻市の同校で記者会見し、プロ志望届を提出すると表明した。
19日に岩手県高校野球連盟に出す予定で、10月25日のプロ野球ドラフト会議で指名対象となる。
大谷は「どのレベルでも通じる投手になりたい。メジャーに挑戦したい気持ちもある」とし、
米大リーグ挑戦の可能性も示唆。日本の全12球団とメジャー5球団から既に連絡があったという。
進路決定については「国内かメジャーかは、まだ五分五分。両親や監督とよく相談して決めたい」と
話した。
大谷は193センチの長身から150キロ超の速球を投げ込む本格派。
今夏は全国選手権岩手大会決勝で敗れて甲子園を逃したが、
準決勝では高校生史上最速とされる160キロを計測した。
打者としても通算56本塁打を放つなど超高校級の長打力が魅力で、
先の18歳以下世界選手権(ソウル)では日本代表の4番を務めた。