“大逆転3冠”はあるか?!
巨人・阿部慎之助捕手(33)は打率・315、85打点で2部門トップ。ただし21本塁打は、残り21試合でトップのヤクルト・バレンティン外野手(28)の27本とは6本差ある。
ヤクルトの伊勢孝夫総合コーチ(67)は「阿部が逆転する可能性もないわけではない」という。巨人の1位、中日の2位はほぼ確定的な状況だが「ウチを含む他球団は順位を争う相手との直接対決や、取りこぼせない下位チームとの対戦を重視した投手起用になる。つまり、阿部は打ちやすい投手との対戦が増える可能性が高い」と指摘する。
バレンティンは今季、不振や右臀部肉離れで出場は82試合。規定打席数突破は絶望的だが、規定打席に満たず本塁打王を獲得すれば2リーグ制施行後初の珍事とか。昨季も31本塁打でタイトルを獲得したが、打率は規定打席以上の中でリーグ最下位の・228。これまた史上3人目の珍記録だった。