土田、攻めて転倒
コーナーで転倒して5位に終わった。「結果を残せなくてすみません。
目指してきたものには届かなかったが、諦めない気持ちで帰ってきた」。日本選手団の主将は目を潤ま
せ、必死に笑顔をつくった。
スローペースの展開で、土田は攻めに出た。20キロすぎのコーナーでスピードを緩めず、突っ走って
横倒しに。右肩を痛めたが、起き上がり完走した。「支えてくれた人たちの顔が目に浮かんだ」と言った。
前回の北京大会ではトラックの5000メートルで転倒に巻き込まれて骨折し、マラソンを欠場。「この舞台
に戻って来られただけで幸せ。ゴールできたことに感謝したい」。自分に言い聞かせるように、つぶやいた。