まいど
大阪桐蔭・藤浪プロ志望表明!12球団OK…新伝説へ
第94回全国高校野球選手権大会で甲子園春夏連覇を達成した大阪桐蔭(大阪)の153キロ右腕・藤浪
晋太郎投手(3年)が24日、卒業後の進路についてプロ志望を表明。「指名されたらそこで頑張りたい」と
12球団OKの姿勢を示した。
阪神がドラフト1位の最有力候補に挙げ、オリックスなども高い評価をしている日本一右腕の思いは、す
でに固まっていた。甲子園制覇から一夜明け、藤浪は「もともとプロ志望だったので、その気持ちは特に7
変わらない。大学を経ずに高校から行きたい」と進路についての素直な思いを口にした。
前日の決勝戦直後こそ「西谷監督と話して決めたい」としていたが、チームの主戦投手となった昨年から
意識し始めたプロへの思いに変化はない。「特に地元とか、希望の球団はない。指名されたらそこで頑張
りたい」。12球団OKの姿勢で、来月中にもプロ志望届を提出する。
西谷浩一監督(42)も「まだ藤浪としっかり話していないが、本人が考えるようにしたいと思う。彼自身はプ
ロでやりたいと思っていると思う」と後押しする構えだ。
史上7校目の春夏連覇の興奮が冷めない中、藤浪らナインは大阪市内の宿舎から大阪府大東市内の寮
へ戻り、学校関係者や保護者らにあいさつした。スポーツドリンクで乾杯の音頭を取った藤浪は「最後を優
勝という形で終えることができました。ありがとうございました」と感謝の言葉を口にした。
前日は球場から宿舎への帰りのバスで、新チームの主将になる森友哉捕手(2年)から優勝のウイニング
ボールをもらったといい、「家に飾りたい」とニッコリ。この日は大阪府内の実家に帰省し、25日からは、1
8歳以下の世界選手権の日本代表合宿に参加する。大会は8月30日に韓国・ソウルで開幕。チームメー
トにはプロ注目の花巻東(岩手)・大谷翔平投手(3年)らもおり、阪神など各球団スカウトのトップクラスが
金の卵目当てに集結する。