まいど
第94回全国高校野球選手権大会・準決勝
第1試合
明徳義塾0ー4大阪桐蔭
大阪桐蔭が完封、春夏連覇に王手
大阪桐蔭打線が、明徳義塾の右腕福永の立ち上がりを攻めた。
球がばらつく1回、先頭の森が外角球を見極めて四球で出塁。
バントと右前安打で1死一、三塁とし、4番田端が中犠飛。効率よく1点を先制。
6回には勝負強さを発揮。2死から安井、笠松がともに高めに浮いた直球を逃さず連続適時打。
3点を加えて流れを引き寄せた。
明徳義塾は、大阪桐蔭の右腕藤浪の150キロ超の直球に差し込まれ、ボール球になるスライダーを振
らされた。放った安打は2本のみ。最後まで攻略の糸口を見つけ出せなかった。
明徳義塾・福永、全力宣言通りの力投
明徳義塾の先発福永が踏ん張った。直球は130キロ台後半だが、横手投げの独特のタイミングで
大阪桐蔭の打者を翻弄。さらに、「決まれば幅が広がる」と話していたスライダーが低めに集まり、
5回までは1失点でしのいだ。
打線が3巡目に入った6回、2死一、二塁から左中間を破る2点二塁打を浴び、マウンドを譲った。
被安打4と、強力打線と互角に渡り合った。「続くところまで、全力で」という言葉通りの力投だった。