高校野球・2日目
第1試合 佐久長聖5-9作新学院
両チーム合わせて3本塁打、21安打の乱打戦を作新学院が制した。
作新は6回、代打吉田が右越え2点本塁打を放って逆転。7回にも篠原の3ランなどで4点を奪い、
突き放した。佐久長聖は1回に3点を先行したが、後半に投手陣がつかまり、逃げ切れず。
第2試合 盛岡大付4ー5立正大淞南
粘りを発揮した立正大淞南が、今大会初の延長戦を制した。
延長12回1死二塁、川崎が右翼線適時三塁打を放って決勝点を挙げた。
盛岡大付は9回2死三塁から千田の右前適時打で同点に追いついたが、
完投した左腕出口が最後に力尽きた。
第3試合 今治西0ー7桐光学園
桐光学園(神奈川)の2年生左腕、松井裕樹投手が、1回戦の今治西(愛媛)戦で22三振を奪い
1試合最多奪三振記録を更新した。6回1死から9回2死まで10者連続で、連続奪三振記録も塗り替えた。
従来の最多奪三振記録は、第87回大会の辻内崇伸投手(大阪桐蔭)ら5人が記録した19個。
参考記録として、第40回大会で板東英二投手(徳島商)が延長18回で25三振を奪っている。
連続奪三振記録は8人だった。春の選抜大会の1試合最多奪三振記録は第35回大会(1963年)の戸田善紀投手(大阪・PL学園)が首里(沖縄)戦で奪った21個。試合は桐光学園が7―0で勝った。
松井投手は「野球人生でナンバー1の投球ができた。自分でも驚いている。甲子園という場所が力をくれたと思う」と話した。
第4試合 杵築0ー14常総学院
常総学院が先発全員の14安打で圧倒。1回、4安打に二つの敵失が絡んで4点を先制すると、
3回には打者15人で8長短打を集めて一挙10点。4投手の継投で付け入る隙を与えなかった。
杵築は3番手青井が4回以降、無失点に抑える意地を見せた。