こんにちは、新たな企画(?)としてこの回より「鉄道の事情」を紹介します。

ただ、執筆者は現在東京に住んでいる為、東京の情報しか書けません。また、今後のダイヤ改正等により情報に誤りが出るかもしれません。ご了承ください。

 

今回は「相互直通運転」について説明します。

簡単に言うと、鉄道会社を跨いでその路線を使うことを意味します。例えば、渋谷から海老名に行く時に、相鉄線直通列車に乗れば、あら楽ちん。こういうことです。

メリットはこんな感じですが、デメリットもあり、運賃が割高になります。例えば、西武池袋線の練馬駅から池袋駅に行く時に、東京メトロに乗り入れた場合の運賃が西武池袋線のみ使った時より「2倍」高くなります。コストを抑える場合、なるべく自社線を活用しない方がいいでしょう(=相互直通運転を利用しない)。

 

以下、具体的な路線を書きますが、基本的に中間となる鉄道会社を一つのパターンとして入れます。尚、東急東横線はあまりにも複雑なので、2023年ダイヤ改正前の路線を(1)、2023年のダイヤ改正後に新たに加わった相鉄直通は(2)に分類します。また、東急東横線(1)は東京メトロパターンに、東急目黒線・東横線(2)は相鉄パターンに入れます。更に、同じ鉄道会社の運行は「相互直通運転」の定義に該当しない為、例えば京王電鉄の京王線と相模原線は該当しないものとします。

あと、カオス度を3段階とし、1:余裕、2:普通、3:カオスとします。まぁ、私の「主観」で評価しますが(o_o)

具体的に対象の路線は、

[東京メトロパターン]

・東西線 三鷹⇅中野⇅西船橋⇅津田沼or東葉勝田台

解説:三鷹・中野間はJR総武線。中野・西船橋間は東京メトロ東西線。西船橋から先、津田沼方面はJR総武線、東葉勝田台は東葉高速鉄道線となる。したがって、西船橋から先は分岐する。「快速」が存在するが、東西線のみ速達列車として機能する為(しかも東陽町・西船橋間)、そこまで気にしなくていい。カオス度:1

 

・日比谷線 中目黒⇅北千住⇅東武動物公園⇅南栗橋

解説:中目黒・北千住間は東京メトロ日比谷線。北千住・東武動物公園は東部スカイツリーライン。東武動物公園・南栗橋は東武日光線となる。中目黒から北千住は東京メトロ、北千住から南栗橋までは東武となる。まぁ、種別はいっぱいあるけど、そこまでカオスじゃない。カオス度:1

 

・半蔵門線 中央林間⇅渋谷⇅押上⇅東武動物公園⇅南栗橋or久喜

解説:中央林間・渋谷間は東急田園都市線。渋谷・押上間は東京メトロ半蔵門線。押上・東武動物公園は東武スカイツリーライン。東武動物公園から先、南栗橋方面は東武日光線、久喜方面は東武伊勢崎線となる。東武動物公園から先は少し面倒となる為、若干乗り換えが難しい。カオス度:2

 

・有楽町線 森林公園⇅和光市⇅(飯能⇅練馬⇅小竹向原)⇅新木場

解説:森林公園・和光市は東武東上線。飯能・練馬は西武池袋線。練馬・小竹向原は西武有楽町線。和光市・新木場間は東京メトロ有楽町線。尚、小竹向原は和光市・新木場間にある為、西武線は小竹向原から乗り入れをする。また、和光市・小竹向原間は東京メトロ副都心線と同じ線路を使用し、小竹向原・池袋間は東京メトロ副都心線と並ぶ。カオス度:2

 

・千代田線 箱根湯本⇅小田原⇅(片瀬江ノ島⇅相模大野)⇅(唐木田⇅新百合ヶ丘)⇅代々木上原⇅綾瀬⇅取手or北綾瀬

解説:箱根湯本・小田原間は箱根登山線。小田原・代々木上原間は小田原小田原線。片瀬江ノ島・相模大野間は小田急江ノ島線。唐木田・新百合ヶ丘間は小田急多摩線。代々木上原・北綾瀬間は東京メトロ千代田線。綾瀬・取手間はJR常磐緩行線である。尚、綾瀬・北綾瀬間は東京メトロ千代田線の支線となる。メトロはこねまたはえのしまがある為、若干難易度が上がる。簡潔に説明するなら、代々木上原から西は小田急、綾瀬から東はJR、代々木上原から北綾瀬は東京メトロと認識するのが正しいだろう。カオス度:3

 

・東急東横線(1) 小川町⇅和光市⇅(西武秩父⇅飯能⇅練馬⇅小竹向原)⇅渋谷⇅横浜⇅元町・中華街

解説:小川町・和光市間は東武東上線。和光市・渋谷間は東京メトロ副都心線。西武秩父・飯能間は西武秩父線。飯能・練馬間は西武池袋線。練馬区・小竹向原間は西武有楽町線。渋谷・横浜間は東急東横線。横浜・元町・中華街間は横浜高速鉄道みなとみらい線である。尚、小竹向原は和光市・渋谷間にあり、西武線直通はそこから乗り入れている。また、和光市・小竹向原間は東京メトロ有楽町線と同じ線路を使用し、小竹向原・池袋間は東京メトロ有楽町線と並ぶ。FライナーやSトレインとややこしい種別が存在する。(1)は2023年までのダイヤ改正のルートであり、(2)は相鉄に直通したものを後述する。カオス度:3

 

[相鉄パターン]

・JR埼京線 海老名⇅西谷⇅羽沢横浜国大⇅新宿

解説:海老名・西谷間は相鉄本線。西谷・羽沢横浜国大間は相鉄新横浜線。羽沢横浜国大・新宿間は相鉄・JR直通線となる。尚、新宿方面において、稀に池袋行きが存在する。羽沢横浜国大・新宿間はJR埼京線(大崎・新宿間)とJR湘南新宿ライン(武蔵小杉・大崎間)を走行し、羽沢横浜国大・武蔵小杉間は貨物線を走る。カオス度:1

 

・東急目黒線 浦和美園⇅赤羽岩淵⇅(西高島平⇅白金高輪)⇅目黒⇅日吉⇅新横浜⇅西谷⇅(二俣川⇅湘南台)⇅海老名

解説:浦和美園・赤羽岩淵間は埼玉高速鉄道線。赤羽岩淵・目黒間は東京メトロ南北線。西高島平・目黒間は都営三田線。目黒・日吉間は東急目黒線。日吉・新横浜間は東急新横浜線。新横浜・西谷間は相鉄新横浜線。西谷・海老名は相鉄本線。二俣川・湘南台間は相鉄いずみ野線である。尚、白金高輪・目黒間は東京メトロ南北線と都営三田線が同じ線路を使用している。その為、白金高輪から先、東京メトロ南北線は赤羽岩淵・浦和美園方法へ、都営三田線は西高島平方面へと行く。また、二俣川は西谷・海老名間にあり、二俣川から先、相鉄本線は海老名方面へ、相鉄いずみ野線は湘南台方法へと行く。尚、東急目黒線パターンは基本的に海老名行きが多い。カオス度:3

 

・東急東横線(2)

小川町⇅和光市⇅渋谷⇅日吉⇅新横浜⇅西谷⇅(二俣川⇅湘南台)⇅海老名

解説:小川町・和光市間は東武東上線。和光市・渋谷間は東京メトロ副都心線。渋谷・日吉間は東急東横線。日吉・新横浜間は東急新横浜線。新横浜・西谷間は相鉄新横浜線。西谷・海老名は相鉄本線。二俣川・湘南台間は相鉄いずみ野線である。尚、二俣川は西谷・海老名間にあり、二俣川から先、相鉄本線は海老名方面へ、相鉄いずみ野線は湘南台方法へと行く。尚、東急東横線パターンは基本的に湘南台行きが多い。(1)と違い、西武線が相鉄に乗り入れないパターンだ。その為、西武線ユーザーは東京メトロ副都心線内または東急東横線内(日吉まで)の駅で乗り換える必要がある。カオス度:3

 

[都営パターン]

・浅草線

三崎口⇅堀ノ内⇅(逗子・葉山⇅金沢八景)⇅(羽田空港第1・第2ビル⇅京急蒲田)⇅泉岳寺⇅押上⇅青砥⇅※1(京成高砂⇅印旛日本医大⇅成田空港)⇅(京成成田⇅東成田⇅芝山千代田)⇅成田空港

解説:三崎口・堀ノ内間は京急久里浜線。堀ノ内・泉岳寺間は京急本線。逗子・葉山・金沢八景間は京急逗子線。羽田空港第1・第2ビル・京急蒲田間は京急空港線。泉岳寺・押上間は都営浅草線。押上・青砥間は京成押上線。青砥・成田空港間(京成成田経由)は京成本線。京成高砂・印旛日本医大間は北総線。京成高砂・成田空港間(印旛日本医大経由)は※1京成成田空港線。京成成田・東成田間は京成成田線。東成田・芝山千代田間は芝山鉄道線である。尚、金沢八景は京急本線内にあり、同様に京急蒲田もそうである。また、京成高砂は京成本線内にあり、同様に京成成田もそうである。※1は京成成田空港線に直通するパターンで、一度北総線に入り、成田空港に行くパターンで(帰りも同様)、アクセス特急が本領を発動する。行き先が多く、外国人観光客も困惑することで一時期話題になった。カオス度:3

 

うん、読む気がなくなりますね(すみません🙇)。

今回はここまで!