朝倉・浅井軍vs織田軍の戦いから 、武田軍の西進と足利義昭の蜂起が描かれました。
織田軍最大のピンチとも言われる状態を一気に描き切りました。
インターネットなどでは「やや早急では」という意見もありました。確かにいままではじっくりとした描写が多かったのに、いきなり話が進んでしまった感もあります。
ただ、それぐらい時代の流れがここで大きく変わったのだということかもしれません。
また、ここまで石山本願寺の蜂起などが描かれませんので織田軍のピンチ感があまり伝わらない、というのもあるように思いました。
原作の小説版でもこの辺りはスピード感ある展開です。それに小一郎が驚くという描写があります。
「この間に、明智光秀らは近江高島郡の木戸、田中の二城を、細川藤孝、三淵藤英らは三好三人衆の一人、岩成友通の籠った淀城を、何なく陥落させた。
〈時の流れとはこんなもんか……〉
小一郎は、昨日に変る今日の動きに、かえって空恐ろしいものを感じた。あれほど強固にみえた反織田同盟が、物理的にはさしたる影響もなかった武田信玄と足利義昭の消滅によって、ガタガタと崩れ、戦意を失ってしまっているのである。
〈やっぱり、人の心は強きに流れる……〉
そう思うと小一郎は、万難を排し生命を賭けて出世しようとする兄の気持も分るような気がした。人間、昇り調子なら他人に推されて大いに伸び、落ち目となれば袋叩きに合う。
だが、その兄はこんな感傷には浸っていなかった。落ち目の相手、浅井長政を今こそ袋叩きにしようというのである。そしてそれを、兄以上の猛烈さで実行したのが信長であった。」
注目ポイントとしては、やはり足利義昭の護送を秀吉と小一郎が担当した点が描写されたところでしょうか。大河ドラマ版では京を離れただけで、毛利家を頼っていったとは描写されていません。今後、足利義昭がどのように暗躍するのかも注目かと思います。
原作の小説版では
「この事件では、木下秀吉は軍事的には大した働きもしなかった。だが、一つ、大きな収穫があった。足利義昭の身柄を堺まで護送し、毛利方に引き渡す任務に当ったことだ。これによって、木下秀吉が、毛利との折衝役であることが確認されたことを意味する。四年前、徒労とも思われる毛利救援に但馬まで赴いた労苦がこんな形で酬われたわけだ。そしてこの時、毛利方の受取り使者の中に、安国寺恵瓊なる使僧がいた。両者がこの交渉を通じて相識ることになったのも、のちに秀吉に大きな利益をもたらすことになる。」
とあります。やはり足利義昭の護送がポイントなのではと書いています。
インターネットでは、武田信玄の最後や浅井長政の介錯をお市の方がするなどの野心的な描写が賛否両論ありました。
とある指摘では(信玄役の)「高嶋政伸のスケジュールや契約の関係で1話しか出演できないのでは??」と予想する意見もあり、なるほどなぁ、、、と思いました。
小説版の好きなエピソード
清洲城石垣整備
蜂須賀小六加入
信長小牧城、本拠地移動
東美濃鵜沼城攻略時の秀吉監禁
丹羽長秀を通じての信長への援軍要請
東美堂洞城攻略時の兵站輜重
墨俣築城
竹中半兵衛を足がかりとした美濃三人衆の調略
信長上洛
信長岐阜帰還、秀吉京都奉行職へ
毛利援軍要請に秀長が先陣を務める
足利義昭挙動不審
朝倉攻め朝倉景恒護送
浅井長政叛乱、金ケ崎城籠城
浅井攻め 姉川の合戦
比叡山籠城
横山城主 浅井、朝倉と和議
姉川封鎖
丹羽長秀、磯野員昌佐和山城攻略
比叡山焼き討ち
武田信玄西進
宮部城籠城成功
足利義昭今堅田蜂起
足利義昭槇島城蜂起
秀吉、義昭を毛利方まで護送
阿閉貞征調略
越前征服
小谷城攻略
秀長北近江十二万石
今浜城築城
小寺官兵衛、加入
安土城築城普請
小姓、7本槍加入
本願寺ふたたび不穏
石松丸秀勝死去
秀長播磨入り
上杉謙信加賀能登侵攻
柴田勝家と仲違い、無断撤退
信長閉門蟄居命令
松永久秀謀叛、信貴山城攻略
岩洲、竹田城攻略
上月城へ尼子、山中鹿之介入城
秀吉、戦勝報告で安土へ帰還
別所賀相、三木城立てこもり
毛利軍5万東進
荒木、明智、滝川軍援軍到着
上月城撤退尼子滅亡
播磨攻略、三木城攻め
魚屋弥九郎加入宇喜田と交渉
荒木村重挙動不審
丹生山城陥落、海蔵寺城陥落
丹波平定戦で総大将を務める
竹中半兵衛死去
宇喜田直家帰属
荒木村重、尼崎陥落
三木城、別所陥落
本願寺と和睦
秀吉、近江へ帰還、秀長播磨内政
一向一揆の本拠・英賀本徳寺を陥落
但馬平定戦、4千で成功(秀長初の単独軍事行動)
秀長、出石の城十二万石(黒田官兵衛は一万石)
生野銀山掌握
鳥取城兵糧攻め
淡路平定
四国での長宗我部(光秀より)と三好、十河(秀吉より)の対立で信長が長宗我部討伐を命令
信長、林、佐久間、安藤粛清
滝川一益、武田家制圧
秀勝初陣
小一郎の養女、宇喜田家婚姻
高松城攻め
毛利と和議、織田本体援軍要請同時許可
本能寺の変
天王山
中山、高山隊孤立を救援東斜面へ展開
中山、高山撤退、東斜面で受け止め
池田恒興、加藤光泰到着
