運がいいとか悪いとか、どうしてそうなるのかわからないが、確かに運のよしあしってのはあるようだ。
「人間、運のいい時はいいもので、鴨が葱を背負つて、伊丹樽を啣(くは)へ込んだやうなものだ。
このところ・・・すつかり有卦(うけ)に入つて、天下の福の神に見込まれた・・・」
(中里介山、『大菩薩峠』)
伊丹樽は伊丹が伊丹の酒のことで酒樽をいうけど、鴨ネギで酒樽までくわえてきてくれるような運のよさの話を昨年くらいから少しは聞くようになったのかな。
ま、しかし、運も実力のうちというが、運はいいときもあれば悪いときもあるから、付いたり離れたり。
実力を養うように心がけておいたほうがよいのかな。そのうちよい運を呼び込めるだろう。