現場 | 拾い読みあれこれ

拾い読みあれこれ

きょ~も適度に息抜き、よいかげん。ゆっくり歩いて遠くまで

「実際のところ、私が機械室に上がって、あれこれいじってやるのが一番早いし、間違いがない。野田のぼんも、理屈は分かっても、実際に現場では何も出来ないだろう。」
(髙村薫、『黄金を抱いて翔べ』)

現場力というものがあるな。

理屈や理論だけ分かって、わかったつもりになっていても何も出来ない。現場で鍛えたカンや暗黙のチエ、そうしたものに支えられて理屈もはじめて存在できるし、理屈はかたちになる。現場の力だなあ。