暗示 | 拾い読みあれこれ

拾い読みあれこれ

きょ~も適度に息抜き、よいかげん。ゆっくり歩いて遠くまで

「こんな事実を眼のあたり見て行くと、そこに何らかの暗示がありはしないか、・・」
(夢野久作、「街頭から見た新東京の裏面」)

ぼんやりしていられないな、と思う。見せつけられる事実が、どうなるのだろう、という気持ちをかきたてる。事実のなかには、なにか暗示するものがあるに違いない。こっそりほのめかしているのかもしれず、じぶんが気づかないだけかもしれない。