純 | 拾い読みあれこれ

拾い読みあれこれ

きょ~も適度に息抜き、よいかげん。ゆっくり歩いて遠くまで

「すべて、物は、純な心を以て見ないものに、その美しさを示すといふことがありません。」
(中里介山、『大菩薩峠』、第11巻、角川文庫1171、p.10.)

美を感じるということには純な心が対応しているのだな。何かを美しいと感じるときは心が純になっていると考えられるわけか。美しい日本を感じとれる純な人々の死滅しないことを願いたい。