粗食「年中(ねんぢう)朝が茶粥(ちやがゆ)で、昼が汁ばかり、夜食は沢庵、それも塩のあた辛いやつだから、二切(ふたきれ)で湯(ゆ)までの菜(おかず)になる。・・・」(式亭三馬、『浮世風呂』、日本古典文学大系63、岩波書店、p.68.)こんな時代だから、格差社会の上級階級ではないので、生活は最低限度に構成してみるか。食い物も飽食の時代は過ぎたむかしで粗食でいく。ここで夜食とは夕食のことだろう。あた辛いとはとても塩辛いことをいうようだ。粗食とはいえ塩分は控えておこう(^_^)。