勤め「・・・私のやうな、おてんばなぞんざい者は御奉公が勤(つとま)りさうもないねエ 」(式亭三馬、『浮世風呂』)なにごとも元気で活発なのがいいが、こと、勤めとなると、一歩も二歩も下がって慎重に周囲を尊重しながら仕事しなきゃならんのかな。職場のドロドロを気にかければ自然と慎重になるのだろうが、確実に元気な明るさは失われる。奉公勤まらずとも自由闊達な精神で事をなしとげたい、とは大方の夢かな。