閑散 | 拾い読みあれこれ

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きょ~も適度に息抜き、よいかげん。ゆっくり歩いて遠くまで

「・・・今は閑散の身で、かへつて多忙なため、沙汰無しでゐました、・・・」
(中里介山、『大菩薩峠』)

歳をとると次第に閑散の身になるようだが、さほど年が行っていなくても、似たようなことは起きる。病気をしたが、そうなるとぱたっと仕事がこなくなり暇になるのも閑散といえるか。じたばたしても仕方ないので、それまでできなかった事を手がけて、かえって忙しいなんてことになる。そのうちアイツ元気が戻ったかと周囲が考えてくれるかもしれない。