多きもの | 拾い読みあれこれ

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きょ~も適度に息抜き、よいかげん。ゆっくり歩いて遠くまで

「・・・是(これ)ほど世界に多きものなれども、小判一両もたずに、江戸にも年をとるもの有(あり)。」
(西鶴、『世間胸算用』)

カネの動きを追いかけてみると世間にはカネはふんだんにあるようだ。しかし自らを振り返ると小銭を数えながら暮らしているなあ。