雪と波「頭(かしら)には白髪(はくはつ)の雪をいたヾき、額(ひたひ)には皺(しわ)の波をたヽへ、・・・(山東京伝、『本朝醉菩提全傳』)街中でご高齢の方々が目立つ。そのご様子を頭に雪をたたえた富士、額を波打つ相模湾とみたてるか。その人生の達成を雄大に感じさせられる。それにしても、わが国、老いたなあ。