御丈夫さま「おまへさんはいつも御丈夫さまで、お仕合様(しあはせさま)でござりますぞ、・・・此(この)お天気の御都合は申ぶんなしぢやが、お暑(あつ)さはどういたしたものでござりませう(式亭三馬、『浮世風呂』)本日も暑かった。どういたしたものでしょうと言われても、クーラーをつければアタマが痛くなってくるし、消せば炎熱。窓を開けても風が入ってくるでなし、見える景色は暑苦しいばかり。丈夫な方はこんなお天気のご都合も申し分なく、海へ山へかもしれないが、それほど仕合わせではないなあ。