能(いヽ)月日の下 | 拾い読みあれこれ

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きょ~も適度に息抜き、よいかげん。ゆっくり歩いて遠くまで

「・・・夫(それ)で年中は御本家からの為送(しおく)りの、おめへさんばかりの小づかひ料として

「月々タツタ十両ヅヽ

「ハテ、結構な御身分だ。モシ、衰微さん、能(いヽ)月日の下でお生れになすつたネ。

「其上(そのうへ)にまだ御不足か。・・・

(式亭三馬、『浮世風呂』)

景気が悪く消費も増えない。所得も増えないのだから先行きを考えれば誰でもサイフの紐をしめる。でそこで政治家はお小遣いを上げるといって人気取り。しかしそのお小遣い、いつか貰ったはずの人々が負担することになる。よい時に生まれたとばかり喜んではいられない。

先行き増税で結構なご身分を実感するのか(^^)