下手「さてもさても商ひ下手(べた)なり。包み置(おき)たる金子(きんす)は、壱両もおほくはなるまじ。・・・(西鶴、『日本永代蔵』)何かのために保蔵しておくカネは動かず、働かず、稼がずだな。当人のためばかりか、社会のためにもならんか。