きいたふうなお山「ヲホヽヽヽ ふけいきや。きいたふうな。しかし、・・・(式亭三馬、『浮世風呂』)「きいたふうな」と言ってたまには罵ってみたいと思うときがある。しかし利口ぶってえらそ~なことを講釈なさる方がいても、チェッ、きいたふうなこと言うなよと口のなかでつぶやいてみるだけ。ま、そのほうがカドもたたないか。ここで「ふけいき」とは当時の流行ことばで「いけすかない」という意味だと注釈にあった。まったく、そうだよな。