信心輿兵「何でも人は信心をして、悪事災難を除(よ)けることだ。 (黙阿弥、『極付幡随長兵衛』) 悪事災難に巻き込まれないよう信心なさる方もいるようだが、却ってその信心が悪事災難の元であったりしないか。信心にも政治向きのものも含めいろいろあるようだが、思い上がった「正義」による悪事災難はごめん被りたい。