血気「コレ金五郎、おぬしも今が血気のさかり、老人(としより)のいふことはおもしろふあるまいが、マアよふきヽやれ。・・・ (曲山人、『仮名文章娘節用(かなまじりむすめせつよう)』) 若者は年寄りのいうことなど聞きもしない。 なにか異見する年寄りもみかけなくなった。年寄り自身が自らを年寄りと思っていないからかもしれない。 老年、若年ともに血気にあふれているのか。