お茶お静「ほんにまあお久し振りで、若旦那さまの御機嫌のよいお顔、お照さま、御一緒にお部屋へおいでなされませ、お煮花(にばな)を入れて上げませう。 (黙阿弥、『夢結蝶鳥追(ゆめむすぶてふにとりおひ)』) 正月で御酒をいただいたが、どうも量が過ぎるとアルコールには飽きる感じだ。 お煮花とは煎じたての良い香りのするお茶のことだが、そうしたお煮花を飲みたい。 そのほうが心身によさそうだ。