道「欲深き人の心と降る雪はつもりつもりて道をわするヽ と詠ぜし歌のそれならで 知れたる道に踏迷ひ 義理の立札善悪の 辻の傍示のしるべさへ 読(よま)で勝手にわけ入るは・・・ (為永春水、『しゅんしょくたつみのその』) 人間、道に踏み迷うことがないように気をつけねば。しかし道もくねくね曲がっているし、道しるべ、よく参考にしなければならぬか。