あなたを想って綴るのはこれで最後にする事にしたわ理由を告げないそれが最大のあたしからの贈り物思ったよりも人間はずっと強いものね少し長く闇の中にいたけれどそろそろ行くわ何も見えなくなったその後で全て見えた続く道は狭すぎてひとりきりで歩くしか他にないの痛みが想像の範囲をあまりに超えてしまった時に人間は泣いてみたり叫んでみたりできる力は残ってなんかもうないのねひたすら無に襲われるのねふたつだったものがひとつになってふたつになったただそれだけの事ねただ元に戻っただけの事よね何も見えなくなったその後で全て見えた続く道は狭すぎてもう並んで歩いては行けないのよ...