シャワーを一緒に浴びるのを最後まで抵抗してた美子だったがいざ浴びると仲良くシャワーを浴びたのだった。
ルームサービスで頼んだ朝食も仲良く食べ日本への土産をケントナリー通りの店で買おうかと考えていた時、インターホンが鳴った。
『‥‥ったく』
開けなくても分かる訪問者にため息を吐く。
『俺が行く』
動こうとする美子を制止して廉はドアに向かった。
『やっぱり‥‥』
『おはよう、廉。美子さんいる?』
『息子みて一言目がそれかよ‥‥はぁ。いますよ』
『廉くん、今日は伸一さんのオーケストラがコンサートするでしょ?これから練習なの。見に行きましょ♪お邪魔するわね』
『どうぞ…』
2人を中へ入れドアを閉め美子の元へ戻ると父が美子を抱きしめていた。
『何してるんですか!?』
慌てて引き離すと父は苦笑いを浮かべていた。
『美子さん、これからオケのリハーサルが始まるんだが見に来ないかい?』
『え、いいんですか?行きたいです!』
『じゃ、準備してから行きましょ♪それから夜のコンサートに着てくドレスも買いにいきましょ』
『わかりました。よろしくお願いします!』
ホテルのすぐ近くにある宮殿の大きなホールに今回、コンサートを行うオーケストラのメンバーがいた。
伸一がオーケストラのメンバーに息子とその奥さんを紹介すると"Wow!"と沸いた。
廉を見て"目元がソックリだ!""マエストロの息子もBeautifulだ!"と言っていた。
美子を見て"とってもCuteだ!""コンサート頑張らなきゃな!"と言っていた。
『さっ、始めるぞ』
伸一が声を掛けるとメンバーの顔が変わった。
『驚かないでね?』
日向が2人に不思議な笑みを浮かべた。
2人は顔を見合わせ首を傾げたがその意味を練習が始まって知ることとなる。
さてさて、ハネムーンシリーズもそろそろ終わりますが今後の事についてお話しますね。
最初から美子ちゃんの出産シーンを書かないと言いましたのでそのつもりです。
ただ、話を合わせたいときにはシーンまで入れるかも?
妊娠した!は入れますが。
とりあえず、最終話に確実に近づいてます(;_:)
のこり短いですがよろしくお願いします✡
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