数年ぶりに再開した友人が「ポジティブ人間」になっていた。
時間を無駄にして悔しいので愚痴を書いてみる。
ポジティブ思考の人間を否定はしないが思想を押し付けるのは止めて欲しい。
「俺は今こんなに充実して幸せなんだ!」
「(はいはい、ようございましたね)」
会話中に自己啓発本を勧めてきた辺りで「こいつはもうアカン」と思った。
活字中毒気味の私でも自己啓発本だけは読まない。
というかはっきり言って大嫌いである。
自己啓発本って要するに。
「後ろ向きだと幸せになれないよ!(私みたいに)前向きになって幸せをつかもう!」
そんな感じの余計なお世話も甚だしいアレでしょ?
大体さ、幸せの定義を一義的に誘導しているのが好きになれない。
あんな物に傾倒していると視野がますます狭くなる。
自己啓発本ってバカみたいに種類があるけど中身は全部同じだよね。
だから一度はまって他の本を読み出すと思考が更に凝り固まっていくんだよね。
書物と対話することができないから一方通行なのも大きいかな。
同じ内容しか書いてないんだから余計に心の侵食が早まる。
人間は同じことを別の言い方で繰り返し聞かされると洗脳され易いのよね(根拠はない)
後ろ向きな人間がこういう本にのめり込んじゃう理由って。
本の中で「自分の悩んでいること」を指摘されることにあると思う。
「私もこういう悩みを持っていました。だけど…」
そんな感じで筆者と共感(勘違い)して真実味が増したように錯覚する。
まあ意外と人間はそこまで個性的じゃなくて。
悩んでいることって他の人と一緒だったりするわけでさ。
文中に自分の悩みと解決案()が書いてあってもそんなに凄いことじゃない。
自己啓発本を買っちゃうような人の悩みって絶対に分析されてるよね。
「俺の為に書かれたような本でさ」
とか言っちゃう元友人の話を聞きながらそんなことを考えていたけど口には出さなかった。
まあ霊験あらたかな壷を勧められるよりはマシなのかな…。
自己啓発本を読むぐらいならルーシー先生の相談室に行った方がまだマシである。

やっぱルーシー先生もなしで!

こっちの方が私的には好きだな。
そんなところです。ここまで読んでくれてありがとうです。愚痴でごめんよ!
