コロナのせいで、まだ夏休みが終わらない学校や詰まらない夏休みになった生徒達が多かったかもしれないが、オリンピックとパラリンピックもあり2021年は変わった年とも言えそうです。
子供の頃には夏になると怖い話を聞かされたものだけど、各地方にはそれぞれ伝説や妖怪ばなしやら奇談などのいろんな多くの言い伝えがあります。
しかし、最近はそのような話を語ってくれる大人達が少なくなってる気がします。
生徒時代に学校へ泊まりに行ったことがありますか?
私が小学校へ通ってた当時の校舎は大きくて、卒業する頃の総生徒数は 1800人 以上もおったと思う。1クラスは47~48人程だったので当時の先生方の苦労は今時と比べものにならないような気がします。
校舎は正面から見ると横幅が長くて校庭は校舎の幅の分の広さがあり、校舎の両端は直角に奥の方へ 5クラス が繋がり、その間には低学年用と高学年用の体育館が二つありました。
総二階建て校舎の正面中央部は一階に教員室があり、その部分の二階だけ階段で8段高い造りになっていて、二階の廊下を端から行く8段登り職員室の二階部分を通りすぎてから8段下るという中央部分が高い構造でした。
小学3年の時にそんな校舎へ、担任が宿直の時に同級生6人で泊まりに行ったことがあります。。
夏休み中ですが前もって担任に話しており、校内一周の肝試しをする約束もしておりました。
8月も十五夜の晩でした。
その時に初めて知ったのが巡回時計。
宿直の先生と用務員が交互に2時間おきで時計を肩にぶら下げて校舎内を巡回するんです。
巡回時計は、校内の数カ所のポイントにぶら下げられているキイを時計に差し込んで回すと、裏蓋内に納められているカードに巡回した時間が記録されるので、ズルして巡回を休むことができない! というすぐれものでした。
夕食後に6人で勉強道具を持って学校の宿直室へ行き2時間ほど勉強した後に、いろんな話をしてくれました。
先生が語ってくれた話 の ひとつ
先生が若かった頃には学校が少なくて、遠くから来てた生徒は寮で寝泊まりしてたんだよ。食べ物も良くないのでいつも腹空かしてて、ほとんどの生徒が仕事を見つけてアルバイトしてたねぇ。
小遣い稼ぎして腹の足しになる物を買って食べてたもんさ。3~4人部屋なので一人で好き勝手なこともできなくて、自然に勉強するようになるんだよ。
同級生と長く生活してるといろんなのに気づくこともあってねぇ。寝てると同部屋の生徒は、時おり夜中に便所へ行くんだけど、皆は夜中に便所へ行くかい? 行かないよねぇ。
それが部屋から出て行ってなかなか戻って来ないんだよなぁ。そんなのが何度もあるもんだから、ある夜に後をつけてみたんだよ。
足音がしないように後をつけたら、やはり便所へ行くんだな。
そうっと後から行ったら便所の奥にある引き戸が、ガラガラっ と開き ガラガラっ と閉まる音がした。 外に出たんだよ! どこへ行くのか? 不思議に思えて後をついて行ったのさ。 ちょうど満月の夜だったので遠く離れても良く見える夜だった。
そのうちに畑がある方まで来てしまったんだけど、その先は墓地だったよなぁ。 と思いながらついて行くと、墓地の端に立て掛けていた鍬を持って先へ行くんだよ。
そしたら、埋葬が済んだばかりの新しい墓地の前で足を止めて墓を掘りだした。 こちらは離れた所で頭の上にある葉っぱの多い木の枝を引っ張り下げて体を隠して様子を見ておった。
やがて バリッ と音がした。 遺体が入ってる棺箱を破ったようだ。
バリバリ 棺箱を壊す音が続いたが、その音が止み、そいつの体が屈(かが)みこんだ。
ナニをしてたか? というと、死んだ仏さんを食ってたんだよ(@.@)
ビックリしたの なんのって、思わず枝を引っ張ってた手に力が入り、枝が バリッ と音がして折れてしまった。 体は凍ったように動かなかったんだけど、奴は音に気づきこちらを見た。
枝は折れただけで落ちなかったので、体は見えなかった筈だ。
奴はこちらを見ていたが、なにも無かったように、また食い続けたんだよ。
これはマズイっ! 気づかれないうちに戻らなきゃ! ってなワケでそろりそろぉり と その場を離れて、大急ぎで部屋へ戻り布団に潜り込んだんだよ。
心臓がドキドキしてね、寝よう寝ようと思っても寝つけないんだよなぁ
そのうちに部屋の戸が開く音がして足音が近づいて来て、音がピタリと止まった。
寝てるふりしてたけど、しばらくしたら、耳もとに近づき腹の底から絞り出すような低ぅ~い声で
『見~た~なぁ~』
ってな話だけど と言ってニヤっと笑い
先生が子供の頃に聞いた話さ。 さて、ちょうど良い時間になったんで肝試しをやろうか!