以下 http://mage8.com/magetan/roushi05.html より引用

第四十八章

原文
爲學日益、爲道日損。損之又損、以至於無爲。
無爲而無不爲。取天下常以無事。
及其有事、不足以取天下。

書き下し文
学を為(な)せば日々に益(ま)し、道を為せば日々に損(そん)す。
これを損して又(ま)た損し、以(も)って無為(むい)に至る。
無為にして為さざるは無し。天下を取るは、常に無事を以ってす。
その事有るに及びては、以って天下を取るに足らず。

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学問をすれば日々知識がますが、道を行えば知識にとらわれない。
余分な知識を削って削って、こだわらない柔軟な姿勢に至る。
無為にして出来ないことはない。
天下で自在であるには、こだわらない態度で臨むが良い。
固定観念があるうちは、天下を取ることなどできないのだ。